糸島イタリア食堂 ほっこり日記|イタリアン食堂トラットリアジロ

糸島市岐志より 大きの栗の木の下で

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3年前、写真嫌いのあなたを無理やり写したんだよね。
もうあと何年かでお別れになるんだろうと、どうしても1枚は残しておきたかったのさ。

うちに来たときは、リードにきびられ捨てられてたんだよね。
肩にリードが食い込んで肉が見えてたね。
すごく怯えてて何年も馴染むのに時間がかかったね。
でもさ、うちに来なかったら消されちまうところだったんだよね。

今年に入って足腰も弱ってふらつくようになったね。
今月に入ったら上手くご飯も食べれなくなっちまってさ。
トイレもうまくできなくなって、でもちゃんと呼んでたのは知ってるよ。
桜が満開になる頃からとうとう立てなくなって、ご飯も食べなくなってしまったね。
朝頭おなでて、夜中帰ってきて膝の上で寝かせてやると安心したように眠ってくれてたね.
あまり苦しませたくなかったから病院には行かないようにしたのさ。
もう食べ物も飲み物もあまり受け付けなくなってたので、そのまま静かにしてやるほうが電池切れで静かに楽に行ける
と聞いたことがあったのでそうしてたのさ。
でもさ、金曜日に立ち上がったので休みになったら病院に行ってみようかと思ってたのさ。

土曜の朝は少し苦しそうだったね。
帰ってきたらまた膝の上で寝かしてやるんだって。
今日は、早く店を閉めて帰りたかったけど、予約もあったんで帰れなかったよ。
帰ってきてドアを開けると、あなたの気配がしなかったよ。
ただそこに静かに寝ていたよ。
満開の桜が散ると同時に行ってしまったのかな。
でも信じたくなかったからご飯を食べることにしたんだ。
お母さんがはなが水を飲みきらんちゃんて・・・
帰った時にわかってたよ、もういなくなったんだって。
もう何日も前からありがとうさよなら、ありがとうさよならてずっと言葉がループしてたのさ。
でも信じたくなかったんだ。
月曜日には病院へ行ってみようかと思ってたからね。
でも行かなかったから苦しんで何日か生かされることはなかったね。
まだ少し暖かい、顔だけでも上げてくれそうで仕方なかったのさ。

日曜日、朝から庭の大きな栗の木の下でお墓を作ったよ。
あなをほって、しずかにねかせたら立ち上がって走ってくれそうな気がしたよ。
足元から土をかぶせたのさ、顔にはなかなかかぶせられなかったよ。
でもこれで痛い目に合わされたり殺されそうになることはないね。
ときおり思い出したように怯えることもないね。
この日は忙しかったんで、気が紛れたよ。
帰ってきてドアを開けいつものところに目をやるともう空になった寝床だけがそこにあったよ。

月曜日、今日は歯医者。
田んぼの中と土手の道を車で走ったよ。
車の外は土砂降り、休みになて気が緩んであなたのことを思い出したら
涙のプールがいっぱいになってあふれかえって止まらなくなってしまったよ。
ありがとうさよなら、ありがとうさよなら、ありがとうさよなら。
また会えるのかな。
リードをつかむとまだあなたの気配がするのさ。
こんなこと書いてたら涙のプールがいっぱいになって溢れかえってるのさ。
笑っちゃうだろ。
ありがとうさようなら。
また会えるといいな。

 

2017年4月17日 16:23  カテゴリー: | コメント(0) |

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